絶句する醍醐味

投稿者:琴代

こんにちわ。
何だか大仰なタイトルをつけてしまいましたが、本当に感動するものを見たときって、言葉もなく立ち尽くす状態になることがあると思うのですが、私が今監督の映画を見たとき、まさにこの状態でした。特にパプリカのオープニングクレジットの部分は、鳥肌が立って、感動で涙がでてしまいました。今監督の映画は見れば見るほど味が出てきますね!
私は本来ちょっとやそっとでは、感動しないタイプなのですが、こんなに心を奪われる作品に出会えるなんて、幸せです!!(今まではアニメの印象があまり良くなかったんですよね。いわゆる大ヒットと言われているようなものも、社会現象になったといわれたものも、色々見ましたが、全然
好きになれなかったのです。)
今さんがアニメ監督と呼ばれていると違和感があって、あくまでも今さんは、”映画監督”だと思います。

お恥ずかしながら、今監督の映画にめぐり会ったのは、ほんのごく最近でした。何年か前にイラストレーションという雑誌で、”千年女優”の広告を見ていて、気にはなっていたのですが、アニメを敬遠していたせいもあって、すぐには手が出なかったのです。それが去年レンタルDVDのサイトで何気なくブラウズしていて、あ、見なくっちゃと思ってオーダーしたのがきっかけでした。”ほかのアニメと違う”というのが最初の強い印象で、最後の千代子のせりふにとっても共感して、”この映画を作った人は、きっと自分の仕事が大好きな人に違いない”と思ったのでした。(後で、このせりふに賛否両論があったと聞いて、びっくりしました。)

それからというものどんどん夢中になり、DVDなどあまり買ったことのなかった私が、今さんの全作品のDVDを買い、その後でコンテ本もほしくなり、ボックスセットも買ってしまいました!あ〜幸せ!!

しかも今さんの作品には、最高の贈り物が付いていました。平沢さんの音楽です!
私は今さんと同世代ですが、いままであらゆるジャンルの音楽を聴いてきたつもりだったのですが、迂闊でした。私のレーダーをすり抜けておられました。なので、出会えてとっても幸せです。今さんと平沢さんって、お互いを高めあうことの出来る存在ですね。

流行に左右されず、飽きがこない長く長く生き続ける作品を今後も楽しみにしております。私も多少なりとも美術に携わる仕事をしている者として精進いたします!


コメント

“絶句する醍醐味” への2件のフィードバック

  1. いらっしゃいませ、琴代さん。
    好評を賜り光栄であります。

    >本当に感動するものを見たときって、言葉もなく立ち尽くす状態になることがある

    分かります。それが「いわゆる感動的」なものに限らず、喜怒哀楽や驚愕などがあまりに大きいとき、それらはちょっと遅れてやって来ますよね。
    だから、それらに出合った「瞬間」というのは、案外人は無表情になるし言葉も発せないものです。
    この点、アニメにしろ下手くそな実写映画やドラマに登場する人たちは見事に瞬時に反応する傾向にあります。嘘くさいとしか私には思えないのですけどね。

    >特にパプリカのオープニングクレジットの部分は、鳥肌が立って、感動で涙がでてしまいました。

    あのシーンで、ですか。ちょっと不思議ですね。
    物語が始まってもいないシーンでそれだけの感動をいただけるということは、映像的な何かに負う部分が多いのでしょう。『パプリカ』は「そういうこと」をしてみたくてコンテを描いていたので、大変嬉しいレスポンスです。
    容易に分析可能な感動も悪くありませんが、意味がよく分からない感動は尾を引きますよね。

    >あくまでも今さんは、”映画監督”だと思います。

    何と呼ぶかは他人が決めることですので、私は別にどう呼ばれても全然かまわない方です。
    ただ、私は「アニメーションを作りたい」ではなく「アニメーションで作りたい」の人ではあります。
    肩書きを要求されたときは仕方なく「アニメーション監督」ということにしていますが、この先テレビシリーズだって作ってみたいと思ってはいるので「アニメーション映画監督」というわけにもいかないし、ましてや絵を媒介とするもの以外に食指は動かないので「映画監督」というわけにもいかない、ただそれだけの理由によるものです。
    面倒くさいですよね、肩書きって。

    >”ほかのアニメと違う”というのが最初の強い印象

    おかしいなぁ……ほかのアニメみたいに作っているつもりなんですけど(笑)
    冗談じゃなく。
    真似しているつもりなのに似ないってことは私のデッサン力や観察力に問題があるのでしょうか。
    まぁ、確かに他のを真似しつつも「私ならこうする」の「私なら」が大きな問題なのかもしれませんが。

    >最後の千代子のせりふにとっても共感して、”この映画を作った人は、
    >きっと自分の仕事が大好きな人に違いない”と思ったのでした。

    あ、それは鋭い感じ方ですね。
    作者の意図としては実際その通りなんですけど、あのセリフから少なからぬ飛躍がなければ「自分の仕事が大好きな人」という感想は出てこないような気がします。
    ありがとうございます。

    >(後で、このせりふに賛否両論があったと聞いて、びっくりしました。)

    私はそういうことになるだろうと思ってセリフを作りました。

    >その後でコンテ本もほしくなり、ボックスセットも買ってしまいました!あ〜幸せ!!

    ええっ!? ボックスまで!高価なのものなのに。
    ありがとうございます。あ〜幸せ!!

    >最高の贈り物が付いていました。平沢さんの音楽です!

    平沢さんのリスナーが一人でも増えることは、私にもまた嬉しいことです。
    自発的な宣伝マンのつもりでもありますので。

    >私は今さんと同世代

    そうですか、同世代からのご支持をいただけるのはまた格別です。

    >お互いを高めあうことの出来る存在ですね。

    とんでもありません。
    私は仰ぎ見るのが精一杯です。

  2. お忙しい中、お返事いただき有難うございました!
    憧れのスターにファンレターを出してその返事をもらったときの少女のように一日中喜んでおりました。

    >ええっ!? ボックスまで!高価なのものなのに。
    とお気遣いありがとうございます。私は、表面を飾るものには最低限しか使わないほうですが、自分の内面を豊かにしてくれるものにはなるべく投資するようにしています。お金を使ったようで、実は未来の自分に貯金していることになるんですよね。(ところで、DVDなどが売れたときって監督にはロイヤリティーが入るんでしょうか?そうあってほしいと思いますが。)

    それでは、新作楽しみにしております!!!
    (音楽が平沢さんだといいのにな〜)

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