東京ゴッドファーザーズ雑考
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決算2002-86
オカマは大仰である。 印象的だったのは、ゲイはその外見が「性のパロディになりやすい」という点である。たとえば男性に憧れる男性が、より男性らしくしようとすれば、「日に 男性がオネェ言葉を使うと誰もがそれを「女性の記号」として受け取るが、では実際にそんな言葉づかいをする女性がいるかといえば、現在ほとんどお目にか 03.6.5
決算2002-87
実際にはいないのに、イメージとして成立してしまう存在。 ハナちゃんはいわばトリックスターである。 「東京ゴッド〜」の物語においても、その推進力はハナちゃん一人にあるといっても良い。ギンちゃんとミユキは、トリックスター・ハナちゃんに引っ張られる
「ゴミ置き場に赤子が捨てられている」という状況に接した場合、あなたならどうするだろうか。 03.6.6
「……エ?」
決算2002-88
キャラクターの話から逸れるが、先のセリフについてあれこれと思いついたので記すことにする。回り道ばかりのテキストであるよ。 「この子は神様が私たちにくれたクリスマスプレゼント!私たちの子供よ!」 |


| C.27本篇画像(上)と看板素材(下)。看板素材は私が作成している。「涙の天使」なんて、こんなこっぱずかしいものを描いている私の方が泣けてくる。 しかし後に「清子」はハナちゃんやギンちゃんやミユキにとって天使としてイメージされて行くため、それが唐突にならないよう、あらかじめ劇中内に天使のイメージを配しておく必要があった。 |
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だが私はキリスト教に帰依しているわけでもないし、ここでいう「神様」を信じているわけもない。私は特に最近は一神教的な捉え方を意識的に遠ざけようとしているくらいで、ハナちゃんにしたところで恐らくはそうした特定の神様を信じてはいまい。
しかし両者共に無神論というわけではなく、作者も登場人物もそして作品全体も汎神論といえる。もしくはそのつもりである。 なので先のセリフにある「神様」「クリスマスプレゼント」という発言はある種の冗談といえる。しかし冗談だがウソなわけではない。冗談はトリックスターと同じくらい間口が広い。私は冗談が好き。冗談を共有できない人とは付き合いにくいものであるよ。 冗談とふざけていることはイコールではない。 ハナちゃんが信じてはいないにもかかわらず、「神様」「クリスマスプレゼント」だのと口にしても不自然ではないようにしておかなければならない。叫ばせる私としてもその言葉を書くための助走が必要である。 聖誕劇を最初に見せておくことで、特に信じているわけでもない「神様」という言葉が不自然にならないようにする、という流れを考えたとき、同時に私の実体験を思い出した。 【「遙か遠い東京の小さなスタジオで作っていたフィルムがベルリンへのチケットになったのは幸運の女神が微笑んでくれたのでしょう。この映画の上映後、みなさんの反応次第では女神がもう一度私に微笑んでくれるかもしれません」てなことを言った気がする。 これは何も私が特別な経験をしたといわんとしているのではなく、こうした経験に思い当たる方は多いであろう。 03.6.9
決算2002-89
「東京ゴッドファーザーズ」は結局この聖誕劇から幕を開けることになった。 しかし病院というのは何だろうか。 病院は死が隠蔽された場所である。
C.943本篇画像より、笑う病院。 決算2002-90
「病院で終わる三部作」を無理矢理こじつける話の続き。
話がさらに横道に入るが、「千年」と「東京ゴッド〜」の間にあった企画、「東京ゴースト」を挟むとさらに流れが分かりやすくなっている。何しろタイトル通り、幽霊の話である。 確かに病院は死が隠蔽された場所ではあるが、人が誕生する場所でもある。そういえば私が生まれたのは「天使病院」だったな。「東京ゴッド〜」では恥ずかしながら天使のイメージも随分使ったのだが、これも何か関係が……ないな(笑) 03.6.13 |






